上新粉で団子を作ったら失敗したこと、ありませんか?
私はあるんですよ~。
白玉団子みたいに簡単に作れると思っていたのに、美味しくない団子ができあがってしまったことが。
でもきちんと工程を踏めば、上新粉でも失敗せずに美味しい団子を作れることがわかったんです。
- 上新粉で団子を作ると失敗する理由
- 上新粉でも失敗せずに美味しい団子を作る方法
ぜひ上新粉でも、美味しい団子を作ってみてくださいね。
上新粉で団子を作ると失敗する理由

うちは娘がまだお餅が食べられないので、よく代わりに小さい白玉団子を作るんですね。
ある日ぼんやり買い物していたら、うっかり上新粉を買っていたんです。
「白玉団子と同じように作ればいいでしょう!」と気楽に考えていたのに、全然違いました。
しかも私の場合、上新粉の袋に書いてある作り方をちゃんと見なかったので、失敗は当然でしたね~。
浮いてこない理由
白玉団子と同じように茹でていたんですけど、上新粉はいつまでたっても浮いてきません。
これは、上新粉は団子を作る用の粉の中でも、粒子が細かいため。
そのせいで空気が上新粉の団子の中に入っていきにくい=軽くならないからなんです。

全然浮いてこないので、適当な時間でザルにあげ、冷水にとりました。
でもこの冷水にとる行為もまた、上新粉で作る団子の失敗要因だったんです。
美味しくない理由
白玉団子と同じ工程で作った、上新粉の団子。
なんだか粉っぽいし、硬いし、モソモソして正直美味しくなかったです。
上新粉は、うるち米でできています。
つまり、私達が普段食べているお米と同じなんです。
お米って、茹でてもふっくら柔らかくならないですし、冷やすと硬くてゴムみたいになりますよね。
そりゃ~上新粉を茹でて冷やしたら、失敗するわけですね!
ちなみに白玉団子は餅米なので、水分が多いため柔らかくなります。
上新粉の団子は蒸すのが正解

茹でるだけだと水分が含まれにくく、失敗する上新粉の団子。
上新粉の団子は、蒸すのが正解なんですよ。
蒸す=水蒸気で加熱すると湿気が保たれるので、しっとり柔らかい団子になるんです。
「ちょっとベチャベチャするかも?」くらいの水分量で蒸すと、ちょうどいい塩梅になります。
ちなみに上新粉を加熱前に丸める時、水ではなくお湯で練るのも大事なポイント。
- お湯を使うと粘りの成分が出る
- 蒸す時に団子に熱が伝わりやすくなる
というメリットがあるからです。

そして上新粉は、蒸すだけじゃちょっと不十分。
蒸したら、餅のようによく捏ねてからまた丸めます。
蒸すだけだと歯切れがよすぎて、団子がモチモチ柔らかくならないんですね。
捏ねることによって、しっかり噛みごたえがありつつも柔らかい、美味しい団子になるんですよ。
いつまでも硬くならないお団子のレシピ

なんだか上新粉で団子を作るのは大変そう…
なんて思いますよね~。
私も細かい水分の見きわめとかは面倒なズボラ人間です。
こんな私でも簡単に、もっちり美味しい上新粉の団子を作れたので、レシピをご紹介しますね。
上新粉を練る時に豆腐を使う
1.上新粉:豆腐=1:1の割合で混ぜる
2.上新粉にお湯は入れず豆腐で練る
3.蒸す
豆腐は80%が水分なので、冷めても硬くならないんです。
より水分が多い、絹ごし豆腐を使うのがおすすめですよ。
上新粉はお湯で練るからといって、豆腐は加熱しなくてOK。
豆腐の水分が抜けちゃいますからね。
上新粉を練る時に砂糖を入れる
1.上新粉をお湯で練る
2.上新粉の生地に20~30%の砂糖を混ぜる
3.蒸す
例えば上新粉が400gなら、砂糖は80~120g入れます。
砂糖は水分保持力が高いので、硬くなりがちな上新粉の団子も3~4日柔らかいままですよ。
スーパーなどで売っている団子って、時間が経っても柔らかいですよね。
あれは砂糖がたくさん入っているのも理由の1つなんです。
糖分やカロリーを気にしなければおすすめですよ。
上新粉に白玉粉を混ぜる
1.上新粉:白玉粉=1:1の割合で混ぜる
2.お湯で生地を練る
3.沸騰したお湯で茹でる
4.団子が浮いてきたら水にさらす
単体で作ると柔らかい白玉団子を混ぜると、上新粉の団子も簡単に柔らかくなりますよ。
柔らかめが好きなら白玉粉の割合を増やし、硬めが好きなら上新粉を増やします。
白玉粉が多いなら、生地は水で練ったり茹でた後に水にさらしてもOK。
逆に上新粉が多いなら、蒸した方が柔らかくなります。
いろいろ試して、あなたの好きな割合を見つけてみてくださいね。

上新粉で団子をつくったら失敗!浮かない・美味しくない理由と簡単に作る方法:まとめ

- 上新粉は水分を含みにくく冷めると硬くなる
- 蒸して生地に水分をしっかり含ませてから捏ねるともっちり柔らかくなる
- 豆腐や砂糖、白玉粉を混ぜると簡単に柔らかい団子が作れる
上新粉で作り方を間違えると、モソモソした食感で美味しくなくなります。
でも水分をしっかり含ませれば、柔らかくてもしっかり噛みごたえのある美味しい団子が作れますよ。
普段のお米と同じように扱うと考えておけば、失敗せずに済みそうです。
上新粉の特性を生かして、あなたも美味しい団子を作ってくださいね。